
オズボーンファミリーに長女が誕生した1982年。雑誌 Pinhead の巻頭ページのために、当時一斉を風靡していたパンクバンドのボーカル、仲野茂氏とお母さんの八重さん親子を撮影。これが、株式会社オゾンの「親子プロジェクト」元年です。 仕事とプライベートが当たり前のようにコラボしている会社の姿勢は、このような経緯が影響しているからです。

「親子の日」
「いのちの重さ」を合い言葉に・・・「親子の日」が掲げるスローガン、「未来への贈物~ present to the future~」を事業の目標と重ね、「親子の日」発足当時から運営のサポートをしています。「親子の日」の活動内容の詳細は、「親子の日」公式サイトに掲載されています。

写真集「OYAKO」
たくさんの親子写真の中から選び抜いた写真で構成した英語版の親子写真集を出版。たくさんの賞もいただくことができました。

映画「OYAKO」
「親子の日」の10周年を記念して, 映画「OYAKO」 を製作しました。ブルース・オズボーンの呼びかけで始まった「親子の日」のプロジェクトがベースになっています。「親子の数だけ親子の物語」があるように、人それぞれに異なった記憶や思い出があり、映画を見ての感想も人それぞれかもしれませんが、親から授かった自身の命を見つめ直す機会、また親子について改めて考えるきっかけになってくれるはずです。

親子大使
「親子の日」は、多くのみなさまからいただく応援の声をエネルギーとして年々成長を続けているプロジェクトです。「親子大使」のみなさまからの温かいメッセージを紹介しています。

未来への贈り物
〜Present to the Future〜
20世紀から学んだ様々な教訓を得て迎えた21世紀。新たな潮流は、エコロジーとエコノミーが共存する社会です。争いによって世界平和を獲得できないという当たり前のことを共通の認識として素直に認めあえたら、人類によってこの星を破壊してはならないという思いにたどり着きます。
「親子の日」は、2003年に「未来への贈り物~Present to the Future」として誕生しました。「親子の日」の思いと共通する願いを持つ人は世界中にたくさんいて、さまざまな手段で平和への道筋を探す行動を続けています。そんな人たちと手をつなぎ、前向きな振る舞いを常に心がけていきたいと思っています。

ナゼ、今、オヤコ!?
近ごろ、「親子」について話題になる場面が多く、「親子」をモチーフにしたプロジェクトやイベントも数多く企画されています。なぜ、今になって、「親子」が注目されているのでしょうか。
科学や技術が急速な発展を遂げ続ける昨今、その恩恵を受ける人がいる一方で、犠牲となる人やさまざまな差別に苦しむ人も世界中にはたくさん存在します。そんな世の中にあって、 誰もが、親から授かった「命」を活かすことで心が満たされ、生まれたことを喜べる未来について思いを馳せるとき、人類が築き上げてきた文化や文明が、果たして「命」に優しく寄り添っているのかと、疑問に思うこともあります。
「命」は、長い年月をへて 「親」から「子」へ連綿と繋げられてきたもので、どの命も「親」があって初めて誕生します。 「命」を考えることは、 「親」と「子」という、生まれて初めての出会いと関係なくしては、語り尽くせませんし、まだまだ未知なる課題もたくさんあります。
だからでしょうか?
長年カメラのレンズを通してたくさんの親子に向き合ってきた私にとっても、この「親子」というテーマへの興味はまだまだ尽きることがありません。
これからも「ナゼ、今、オヤコ!?」と自問自答しながら、国境も、文化も、環境も違う親子と向き合う旅を続けて、写真を撮り続けていこうと思っています。
ブルース・オズボーン/写真家 「親子の日」オリジネーター